投稿日:2024.10.09 最終更新日:2025.10.17

法人が緊急で利用できる即日融資はある?おすすめビジネスローン4選を比較!審査のコツや注意点も紹介

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    突発的な設備投資や取引先の倒産など、法人経営において緊急に資金が必要になる場面は少なくありません。いざというときのために、事前に即日で調達できる方法を把握しておく必要があります。しかし、銀行融資や公的機関の融資では審査に時間がかかり、即日での対応は難しいのが現状です。

    法人が緊急時に利用できる即日融資に焦点を当て、ビジネスローンのおすすめ4選を比較・解説します。さらに、審査に通るためのコツや利用時の注意点、万が一ローンが利用できなかった場合の代替案まで網羅的に紹介。この記事を読めば、土壇場でも慌てず、自社に最適な資金調達方法を見つけられます。

    法人が利用できる即日融資とは?

    法人が緊急に資金を必要とする場合、銀行や日本政策金融公庫、制度融資などは審査に時間がかかるため即日利用は難しいです。

    しかし、ノンバンクが提供するビジネスローンの中には、緊急の資金繰りに対応できる即日融資があります。原則として無担保・無保証人で利用できる商品が多く、銀行に比べて審査がスピーディーなのがメリットです。なお融資ではありませんが、ファクタリングを利用すれば即日での資金調達も可能です。ファクタリングは、売掛金を早期に現金化するサービスで、緊急時の資金調達に活用できます。

    法人が利用できる即日融資のビジネスローン4選

    以下、法人の即日融資に対応している、おすすめのビジネスローンを4つ紹介します。

    AGビジネスサポート

    AGビジネスサポートは、アイフルグループの事業者向け金融部門で、審査の柔軟性に定評があります。赤字決算や税金滞納、創業期の企業でも事業の将来性を加味して審査してくれるため、銀行融資を断られた場合の有力な相談先です。Webで申し込みから契約まで完結でき、来店不要な点も魅力です。

    ファンドワン

    ファンドワンは、事業者ローンから不動産担保ローンまで、多様な金融サービスを提供するノンバンクです。独自の審査基準を持つため、他の金融機関で審査に通らなかった場合でも可能性があります。オンラインでの申し込みに対応しており、最短40分というスピーディーな審査が特徴です。

    アクトウィル

    アクトウィルは、法人を専門とするビジネスローン会社で、特に高額な無担保融資に強みを持っています。最短60分で審査が完了し、即日融資にも対応。企業の状況に応じた多様な融資プランを用意しており、まとまった運転資金や設備資金の確保にも適しています。

    CARENT(キャレント)

    インターネットでのキャッシングを専門とする法人向けビジネスローンです。店舗を持たないネット専業のため、手続きが非常にスピーディーで、最短即日での振込に対応しています。最大500万円まで、原則無担保・無保証人で借り入れが可能です。

    ●合わせて読みたい

    法人におすすめのビジネスローン8選【即日融資もあり】選び方や手数料を解説

    審査が甘い法人向けビジネスローンはある?

    「審査が甘い」「必ず借りられる」といったビジネスローンは、正規の金融機関は存在しません。金融機関によっては審査の基準が異なり、銀行に比べてノンバンクのビジネスローンは審査が柔軟であるとは言えます。

    「誰でもOK」「審査なし」といった謳い文句で宣伝する業者は、法外な金利を要求する悪徳業者(ヤミ金)である危険性が極めて高いため、絶対に利用しないでください。

    法人が即日融資を利用するときの注意点

    法人向けの即日融資は緊急時に便利ですが、いくつかの注意点があります。ここでは、即日融資を利用する際に気をつけるべき5つのポイントを紹介します。

    審査に通らない場合がある

    即日融資といっても、審査なしで融資が受けられるわけではありません。短時間といえど審査が行われるため、法人の財務状況や事業実績によっては審査に通らないことがあります。

    また、「即日審査」や「即日回答」と謳っていても、実際に資金を受け取れるのは翌営業日以降になることも多いです。審査に通過しても、契約の手続きに時間がかかり、即日の資金調達ができないケースもあるので注意が必要です。

    金利が高めである

    即日融資は、通常の融資と比べて金利が高くなる傾向があります。これは、審査が早い分、利用者の信用力を判断しにくく、債権回収ができなかった場合のリスクを金利に反映しているためです。

    上限金利が15%を超えることも珍しくありません。短期間での返済が難しい場合、資金繰りが悪化する恐れがあるので注意しましょう。

    今後の融資に影響する可能性がある

    ビジネスローンなどの即日融資を利用すると、今後の融資に影響が出ることがあります。銀行からすると、高金利であるビジネスローンをわざわざ利用する企業は、「資金繰りが苦しいのでは?」と見なされてしまうことがあるのです。

    即日融資を利用すると、その情報が信用情報機関に登録されます。将来的に日本政策金融公庫や銀行からの融資を検討している場合は、即日融資の利用は控えたほうがいいかもしれません。緊急を要する場合を除いては、他の資金調達方法を検討するのが賢明でしょう。

    経営者個人で申し込むと総量規制の対象となる

    法人での即日融資が難しい場合、経営者個人で申し込むケースがあるでしょう。しかし、個人での借入は総量規制の対象となり、年収の3分の1を超える借入ができなくなります。

    この規制は、過剰な借入を防ぐために設けられたものですが、事業資金の調達には大きな制約となってしまうかもしれません。例えば、年収が600万円の経営者の場合、借入可能額は200万円までとなります。

    事業に必要な資金となると、設備投資や仕入れ、人件費など多くの場面で数百万円単位の資金が必要になることも少なくなく、この限度額では不十分なケースが多いでしょう。個人での借入れを検討される際には、この点をぜひご考慮ください。

    利用限度額が低めである

    即日融資は、通常の融資と比べて利用限度額が低く設定されていることが多いです。銀行や日本政策金融公庫の場合は数千万円〜数億円の融資に対応しているのに対して、ビジネスローンは数十万円〜数百万円と少なめに設定されています。

    大規模な設備投資や大口の仕入れ資金など、まとまった金額が必要なケースでは、十分ではないことも考えられます。資金需要の規模に応じて、複数の資金調達手段を組み合わせるなど、工夫が必要かもしれません。

    緊急で借りるには?法人が即日融資の審査に通るためのコツ

    ここでは、即日融資の審査に通るためのコツを紹介します。

    午前中までに申し込む

    ここでは、即日融資の審査に通るためのコツを紹介します。

    午前中の早めの時間帯に申し込む

    即日融資を確実に受けるには、午前中までに申し込むことが重要です。多くの銀行の窓口は、15時に窓口が閉まってしまうため、審査を午前中に集中して行います。

    そのため午後からの申し込みでは、審査が翌日に持ち越される可能性が高くなります。できるだけ早い時間、遅くとも正午までには申し込みを済ませておくとよいでしょう。朝一番に申し込めば、その日のうちに資金を手にできる可能性が高まります。

    必要書類は前もって用意しておく

    即日融資の審査をスムーズに進めるには、必要書類を事前に準備しておくことが大切です。一般的に求められるのは、以下の書類です。

    • 法人の登記簿謄本
    • 決算書
    • 税務申告書
    • 代表者の本人確認書類

    事前に揃えておくことで、申込時の手続きが迅速に進み、審査時間の短縮にもつながります。登記簿謄本など発行に時間がかかる書類もあるので、常に最新のものを保管しておくとよいでしょう。

    Web(オンライン)に対応しているサービスを選ぶ

    即日融資を謳うビジネスローンは、基本的にWeb対応ですが、オンラインでできる範囲には、各社で違いがあります。

    例えば、申し込みはWebでも、契約には来店や郵送が必要なケースもあれば、逆に契約まで全てがオンラインで完結するサービスもあります。

    どこまで対応しているかは、公式サイトの「Web完結」「来店不要」といった記載に表れます。緊急で資金が必要なら、どの手続きまでオンライン化されているかを確認した上で、サービスを選びましょう。

    複数の融資に同時に申し込まない

    即日融資を急ぐあまり、複数の金融機関に同時に申し込むのは避けましょう。同時に複数の申し込みがあると、金融機関の担当者は「各所でお金を借りようとしている、経営状況が厳しいのではないか」と疑念を抱き、審査に通りにくくなってしまいます。

    また、信用情報機関に複数の申し込み履歴が残り、今後の融資にも悪影響を及ぼすこともあるでしょう。複数社に申し込む際は、一社目の審査結果が分かり次第、申し込むようにしましょう。

    申込内容は漏れなく正確に申告する

    申込内容は漏れなく正確に申告することも、即日融資の審査に通るために重要です。申告内容に虚偽や不備が発覚してしまうと、審査に遅れるだけでなく、審査落ちの原因になります。

    また、必要書類が手元にないと再提出の手間が発生してしまい、即日融資の意味がなくなってしまいます。事前に書類を準備し、抜け漏れがないように慎重に確認しましょう。

    ビジネスローンの審査に落ちた・利用が難しい場合の他の緊急の資金調達方法

    万が一、ビジネスローンの審査に通らなかった場合でも、資金調達を諦める必要はありません。融資以外にも緊急の資金需要に応える方法があります。

    例えば、ファクタリングは、企業が保有する売掛債権(請求書)を期日前に現金化する方法で、最短即日で利用することが可能です。融資と異なり、借金ではないため、負債として計上されず、信用情報にも影響しません。審査では、自社の信用力よりも売掛先の信用力が重視されるため、赤字決算や税金滞納といった理由でビジネスローンの審査に落ちた企業でも利用できる可能性があります。

    ファクタリングとは?初めての方へ仕組みや種類、メリット・デメリット、利用手順を解説

    資金調達の悩みは「Bankme」が解決します

    ここまで読んで、「選択肢が多くて、結局自社に最適な方法がわからない」「審査に通るための作り方に自信がない」と感じた経営者の方もいるのではないでしょうか。

    そんな時に頼りになるのが、資金調達支援サービス「Bankme」です。主な特徴は以下のとおりです。

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    一人で悩まず、まずは専門家の力を借りて、安全で確実な資金調達を検討してみてください。

    法人の即日融資ならビジネスローン!代替案を視野に緊急の資金需要に備えましょう

    この記事では、法人が緊急で利用できる即日融資として、ビジネスローンを中心に解説しました。緊急の資金需要である場合に検討できる融資は、スピーディーで柔軟なビジネスローンが有力です。しかし、金利の高さや将来的な影響も考慮し、あくまで短期のつなぎ資金として計画的に利用する必要があります。

    もし、自社の信用力に不安があったり、審査に通らなかったりした場合には、ファクタリングという手段があることも覚えておきましょう。どの方法が最適化判断に迷う場合は、「Bankme」のようなサービスを活用して専門家にアドバイスを求めるのも一つの手です。

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