投稿日:2026.03.30 最終更新日:2026.03.30

電子手形はファクタリングできる?でんさいを資金化する方法・手数料・注意点を解説

目次

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    電子手形(でんさい)を受け取っているものの、満期日まで入金がなく、資金繰りに悩んでいませんか。

    「電子手形はファクタリングできるのか?」
    「でんさい割引との違いは?」
    と疑問に感じる方も多いでしょう。

    結論から言うと、電子手形(電子記録債権)は条件を満たせばファクタリングで資金化できる可能性があります。

    ただし、通常の売掛債権とは手続きや仕組みが異なるため、事前に理解しておくことが重要です。

    この記事では、

    • 電子手形(でんさい)の仕組み
    • ファクタリングは可能か
    • でんさい割引との違い
    • 手数料や注意点

    についてわかりやすく解説します。

    電子手形(でんさい)とは?電子記録債権の仕組み

    電子手形とは、正式には電子記録債権(でんさい)と呼ばれる債権です。

    紙の約束手形と異なり、でんさいネット(全銀電子債権ネットワーク)に電子記録されることで効力が発生します。

    電子手形の特徴

    • 紙の手形が不要
    • 紛失・盗難リスクがない
    • 印紙税が不要
    • オンラインで譲渡可能
    • 分割譲渡も可能

    企業間取引では、「月末締め・翌々月末払い」など納品から入金まで60日〜120日かかる支払い条件が一般的です。

    その支払い手段として電子手形が利用されることも多く、満期日まで現金化できないケースも少なくありません。

    電子手形はファクタリングできる?

    結論として、電子手形(電子記録債権)もファクタリングの対象になる場合があります。

    ただし、通常の売掛金とは法的な仕組みや譲渡方法が異なるため、いくつか注意点があります。

    まずは、通常の売掛債権との違いを理解しておきましょう。

    ■ 通常の売掛債権の仕組み

    通常の売掛金は「指名債権」と呼ばれ、民法に基づいて成立します。

    売掛債権は、当事者間で債権譲渡契約を締結すれば、その時点で譲渡が成立します。
    その後、債務者への通知や承諾を行うことで第三者に対抗できる仕組みです。

    つまり、契約そのものが譲渡の成立要件となっています。

    このため、2社間ファクタリングのように、取引先に通知せず契約のみで進めることも可能です。

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    ■ 電子手形(電子記録債権)の仕組み

    一方、電子手形は「電子記録債権法」に基づく特別な債権です。

    電子手形は、でんさいネット(電子記録機関)に記録されることで効力が発生します。
    紙の証書は存在せず、電子記録そのものが権利の内容になります。

    そのため、電子記録がなければ譲渡は成立しないという登録主義の仕組みが採用されています。

    ① でんさいネット上での譲渡記録が必要

    通常の売掛債権は債権譲渡契約で対応できますが、
    電子手形はでんさいネット上で正式な譲渡記録手続きを行わなければ、法的に譲渡は成立しません。

    契約書はあくまで補助的なものであり、
    最終的な効力は電子記録によって発生します。

    この点が、通常の売掛債権との大きな違いです。

    ② 2社間ファクタリングが難しいケースがある

    電子記録債権は、でんさいネット上に譲渡履歴が残ります。

    そのため、取引先に知られずに行う「2社間ファクタリング」は難しい場合があります。

    一般的には、

    • 債務者の承諾を得る
    • 3社間ファクタリング形式で行う

    ほうが現実的とされています。

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    ③ 対応している会社が限られる

    電子記録債権は、通常の売掛債権よりも手続きが特殊です。

    そのため、すべてのファクタリング会社が対応しているわけではありません。

    利用前に「でんさい対応可否」を確認することが重要です。

    でんさい割引とファクタリングの違い

    電子手形の資金化方法には、主に2つあります。

    ① でんさい割引(銀行)

    銀行が期日前に買い取る方法です。

    • 手数料は比較的低い
    • 審査は厳しめ
    • 取引実績が重視される
    • 即日対応は難しい

    ② ファクタリング

    ファクタリング会社が債権を買い取ります。

    • 審査は売掛先の信用力重視
    • スピード対応が可能
    • 手数料はやや高め
    • 柔軟な対応が可能

    スピード重視ならファクタリング、コスト重視なら銀行割引という選択が一般的です。

    電子手形ファクタリングの手数料相場

    電子手形のファクタリング手数料は、

    • 3社間:1〜10%程度
    • 2社間:10〜20%程度(対応できる場合)

    が目安です。

    ただし、

    • 満期までの残期間
    • 債務者の信用力
    • 金額規模

    によって変動します。

    電子手形ファクタリングの注意点

    利用前に確認しておきたいポイントです。

    ・二重譲渡はできない

    電子記録債権は履歴が残るため、二重譲渡は不可能です。

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    ・満期日が近すぎると断られる場合がある

    残期間が短いと、買取対象外になるケースもあります。

    ・債務者の信用力が審査の中心

    ファクタリングは申込企業よりも支払企業の信用力が重要視されます。

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    よくある質問(FAQ)

    Q. 電子手形でも即日資金化できますか?

    ケースによります。
    でんさいネットでの譲渡手続きが必要なため、通常の売掛債権より時間がかかる場合があります。

    Q. 取引先に知られずに利用できますか?

    電子記録債権は譲渡履歴が残るため、完全に知られずに行うのは難しい場合があります。

    Q. 銀行とファクタリングどちらが良いですか?

    信用力があり時間に余裕があるなら銀行割引、
    スピード重視ならファクタリングが向いています。

    まとめ|電子手形も資金化は可能。ただし仕組み理解が重要

    電子手形(でんさい)は、条件を満たせばファクタリングで資金化できます。

    ただし、

    • でんさいネット上の譲渡手続きが必要
    • 2社間は難しいケースがある
    • 対応会社が限られる

    といった注意点があります。

    資金繰りを改善するためには、

    • 銀行割引
    • ファクタリング

    の両方を比較し、自社に合った方法を選ぶことが重要です。

    電子手形の資金化で迷った場合は、複数社を比較できるサービスを活用するのも一つの選択肢です。

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